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2026/02/16 (本紙1647)

子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令の整備に関する政令

告示の概要

子ども・子育て支援法の改正に伴い、健康保険法施行令、私立学校教職員共済法施行令、国家公務員共済組合法施行令、地方公務員等共済組合法施行令、こども家庭庁組織令など複数の関係政令が改正される。主な変更点は、子ども・子育て支援金率の範囲設定(健康保険は千分の二・五、国家・地方公務員共済は千分の一・二五)、共済掛金の上限変更、子ども・子育て支援納付金の徴収事務に関する規定整備など。一部を除き令和8年4月1日から施行される。

解決される課題・利点

  • 子ども・子育て支援法の改正に伴う複数の既存政令を整合的に整備することで、新たな子ども・子育て支援制度の円滑な導入を可能にします。
  • 具体的には、新設される子ども・子育て支援金に関する財源確保の仕組みを、健康保険、私立学校教職員共済、国家公務員共済、地方公務員等共済といった主要な社会保障制度に適切に組み込むことで、制度全体の安定的な運用基盤を確立します。
  • これにより、多岐にわたる関連法規間での齟齬を防ぎ、国民や関係機関が新たな制度に円滑に対応できるようになります。
  • また、こども家庭庁が子ども・子育て支援納付金の徴収事務を担うことが明記され、行政組織内の役割分担が明確化されることで、事務処理の効率性と透明性が向上し、制度実施における混乱を最小限に抑える効果が期待されます。
  • さらに、関連する掛金率の上限設定を通じて、国民や被保険者にとって予見可能性が高まり、経済的な負担に対する計画的な準備が可能となる点も重要な解決課題と言えます。

懸念点・リスク

  • この政令改正によって、新たな子ども・子育て支援金が徴収されることになりますが、その負担は国民、特に被保険者や企業に直接影響を及ぼします。
  • 具体的には、健康保険の支援金率が千分の二・五に設定されるなど、既存の社会保険料に加えて新たな負担が発生するため、個人や事業者の経済的負担が増加する可能性があります。
  • これは、賃上げや経済活動の活性化を目指す政府の方針と矛盾する側面を持ち、特に中小企業にとっては新たなコスト増として経営を圧迫する懸念があります。
  • また、複数の共済制度で掛金率の上限が変更されるものの、制度設計の詳細や実際の徴収方法、徴収された資金の使途について、国民への十分な理解醸成が不可欠です。
  • 透明性の欠如は制度への不信感を生む可能性があります。

法令情報

法令番号
政令第十一号
公布日
2026/02/16
掲載
本紙1647 1P~3P
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