官報データベース
低重要度 法規的告示 教育 › 教育制度、学校教育、社会教育
2025/08/14 (号外184)

高等学校卒業程度認定試験規則第五条第五項の規定に基づき、知識及び技能に関する審査を定める件の一部を改正する告示

告示の概要

高等学校卒業程度認定試験規則に基づき、知識および技能に関する審査を定める件の一部を改正。英語の審査において、免除に相当する級の記載が「一級、準一級、二級、準二級プラス又は準二級」から「一級又は二級」に変更される。情報処理の審査においては、「ITパスポート試験」の記載が削除される。施行は令和8年4月1日。

解決される課題・利点

  • 本告示改正は、高等学校卒業程度認定試験における知識および技能に関する審査基準を、社会情勢や教育環境の変化に合わせて最適化するという課題を解決します。
  • 特に、英語の審査基準において、免除に相当する級の記載を簡素化することで、受験者にとって認定基準の理解を容易にし、申請手続きの負担を軽減する効果が期待されます。
  • また、情報処理の審査から「ITパスポート試験」の記載を削除することは、現在の情報技術教育の動向や資格制度の進化を反映し、より適切かつ最新の評価方法への移行を促すものと考えられます。
  • これにより、高卒認定試験の信頼性と実用性が向上し、受験者が自身の能力をより正確に評価される機会を得るとともに、将来の進路選択や社会での活躍に向けた適切な学習目標を設定できるようになります。
  • これらの変更は、高卒認定試験制度全体の質を高め、生涯学習社会における多様な学びの機会を保障する上で重要です。

懸念点・リスク

  • 本告示改正における情報処理の審査からの「ITパスポート試験」記載削除は、一部の受験者にとって戸惑いや学習戦略の見直しを迫る懸念を内包しています。
  • ITパスポート試験は情報処理の基礎知識を測る国家試験であり、高卒認定の取得を目指す者が情報分野に進む際の足がかりともなっていました。
  • その記載が削除されることで、情報処理に関する知識や技能をどのように評価するのか、代替となる明確な基準が示されなければ、受験者が学習目標を見失う可能性があります。
  • また、英語の審査基準の簡素化についても、一見すると分かりやすくなるものの、具体的にどのような意図で「準一級プラス」「準二級プラス」が除外されたのか、その背景にある詳細な評価基準の変更点が不明確であれば、受験者や教育関係者から疑問の声が上がるかもしれません。
  • これらの変更が、単なる形式的な見直しではなく、実質的な知識・技能評価の質の維持向上に繋がるかどうかは、今後の制度運用と情報提供の透明性にかかっています。

法令情報

法令番号
文部科学省告示第六十七号
公布日
2025/08/14
掲載
号外184 64P
前の記事 次の記事