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高重要度 法規的告示 医療 › 診療報酬
2025/11/11 (号外248)

厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法第一項第五号の規定に基づき厚生労働大臣が別に定める者の一部を改正する告示

告示の概要

厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養費用算定方法に関連し、傷病名、手術、処置等、定義副傷病名、および厚生労働大臣が別に定める者の一部が改正される。具体的には、特定の傷病名に対する薬剤(ルテチウムオキソドトレオチド、ニボルマブなど抗がん剤を含む広範な薬剤)の適用や、手術・処置等の区分番号に関する変更、さらに、複数の薬剤(ピルトブルチニブ、デュルバルマブなど)について、注意事項等情報として公表された効能・効果及び用法・用量の変更に関する規定が更新される。これらの改正は令和7年11月12日から適用される。

解決される課題・利点

  • 病棟における療養費用の算定方法に関して、傷病名、手術、処置、および定義副傷病名に関する最新の医療情報と技術の進歩を反映させることで、医療の質と効率性の向上を図るという重要な課題を解決します。
  • 特に、がん治療薬をはじめとする高額な医薬品の適用に関する規定を更新することは、患者が最新の治療を経済的な負担を抑えつつ受けられるようにする上で不可欠です。
  • これにより、医師はより効果的な治療選択肢を患者に提供しやすくなり、治療成績の改善に貢献します。
  • また、手術や処置に関する区分の見直しは、医療現場における標準的な診療行為を適切に評価し、医療機関が適正な診療報酬を受け取れるようにすることで、持続可能な医療提供体制を支援します。
  • これらの改正は、医療技術の進歩に制度が追いつき、患者が最適な医療を受けられる環境を整備するために不可欠なステップと言えます。

懸念点・リスク

  • 本告示の改正は、医療現場に複数の懸念点をもたらす可能性があります。
  • まず、傷病名や手術、処置に関する規定の複雑な変更は、医療従事者がこれを正確に理解し、日常業務に適用するまでに時間を要し、一時的な混乱や誤った算定が生じるリスクがあります。
  • 特に、多岐にわたる薬剤名や区分番号の変更は、医療情報システムの更新やスタッフへの再教育を必要とし、これには相当な時間と費用がかかります。
  • 中小規模の病院やクリニックでは、これらのリソースが限られているため、対応が遅れる可能性があります。
  • また、高額な抗がん剤などの適用が拡大されることは、患者へのアクセス向上という利点がある一方で、医療費全体の増加につながる可能性があり、国の医療財政にさらなる負担をかける懸念があります。

法令情報

法令番号
厚生労働省告示第三百号
公布日
2025/11/11
掲載
号外248 16P~19P
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